TONEZの熱処理
WORKS

特殊な熱処理

真空熱処理、オーステンパー・ADI処理、航空宇宙機器部品用のガントリー型熱処理設備など、特色のある処理にも対応します。

・真空熱処理
・オーステンパー・ADI処理
・ガントリー型熱処理設備
・WPC処理

真空炉

大阪工場に真空炉を備えています。真空熱処理は、真空ポンプで減圧された密閉容器内で1000℃以上の高温でダイス鋼、高速度鋼、ステンレス鋼を加熱し、窒素ガスで焼入冷却する方法です。様々な形状に対応できるように加熱・冷却の処理プロセスを最適に制御します。例えば複雑に加工された自動車用金型のひずみを極小にし、かつ材料の特性を最大にする熱処理を提供します。

オーステンパー・ADI処理設備

高砂第2工場にオースステンパー・ADI処理設備を備えています。オーステンパー処理は、加熱した製品を230~400℃に保持した溶融塩浴(ソルトバス)中に急冷して保持する恒温変態処理をいい、ひずみの発生や焼割れを防止しながら強靭性を与える熱処理方法です。引張強さ、伸びの優れた製品を作ることができ、自動車部品をはじめとする機械部品の品質向上に効果があります。

ガントリー型熱処理設備

高砂第2工場に国内最大規模のガントリー型熱処理設備を備えています。ガントリー型雰囲気加熱炉と冷却槽および焼戻加熱炉で構成され、いずれもMIL規格に合格した設備です。加熱炉が冷却槽(油・マルテンパ用塩浴など)の直上部まで移動し、10秒以内で急速冷却できるのが最大の特徴で、長尺品でも変形が少なく超薄肉大径管などの焼入れに最適です。この画期的機能により人工衛星打ち上げ用ロケットのチャンバーの熱処理にも使用されました。2015年に高砂第2工場航空宇宙ユニットがJISQ9100認証を取得し、航空宇宙機器部品の品質管理マネジメント体制を確立・維持しています。

WPC処理

大阪工場にWPC処理設備を備えています。WPCの名称由来は、Wide(幅広く) Peening(打ちつける) Cleaning(清掃する処理)で、金属製品の表面に製品硬さと同等以上の硬さを有する40~200μmのショットを噴射速度100m/sec以上で噴射し、表面温度をA3変態点以上に上昇させることを特徴とする金属製品の表面加工熱処理法です。浸炭焼入れしたギア類のピッチング対策にはWPC処理がベストです。最表面の圧縮残留応力を飛躍的にアップでき、ギア歯面の面粗度が良くなります。