品質管理
QUALITY
QUALITY
東熱の品質管理について
『東熱』は、経営理念の第一に「お客様の信用を大切にする」を掲げ、品質方針として「顧客の信頼と満足を頂けるような確実な熱処理品質を提供する」ことを定めています。
熱処理品質を高い水準で維持するために、質量ともに充実した品質管理スタッフを確保し、
ISO規格に準拠したマネジメントシステムの確立・維持に努めます。
各種認証などの取得
熱処理は、自動車部品をはじめ時に人命にも関わる部品を取り扱う大切な工程ですが、熱処理を行ってもその前後で形状・寸法に変化が生じないため品質を確認するのが難しい工程です。このため当社では、お客様から安心して処理をお任せいただけるよう国際規格であるISOなどの各種認証・認定を取得しています。
熱処理認定・指定
1909年創業以来、金属熱処理業ひとすじに実績を積み重ね、お客様の厳格な審査を経て、
多くの上場企業、有力企業から熱処理認定・指定を頂いております。
・愛知製鋼株式会社
・川崎重工業株式会社
・株式会社神崎高級工機製作所
・キャタピラージャパン株式会社
・株式会社九州フセラシ
・株式会社クボタ
・KYB株式会社
・株式会社神戸製鋼所
・コベルコ建機株式会社
・株式会社コマツ
・山陽特殊製鋼株式会社
・JFEスチール株式会社
・株式会社ジェイテクト
・新日鐵住金株式会社
・ダイキン工業株式会社
・ダイハツ工業株式会社
・株式会社高田工業所
・株式会社酉島製作所
・株式会社ベンカン機工
・日本鋳鍛鋼株式会社
・日立建機株式会社
・三井造船株式会社
・三菱自動車工業株式会社
・三菱重工業株式会社
・三菱マヒンドラ農機株式会社
・株式会社メタルアート
・ヤンマーディーゼル株式会社
(敬称略/五十音順)
品質管理スタッフの充実
「安定した品質で質の高い熱処理を提供し続けたい。」
その願いを成就するために当社は品質管理体制を練り上げてきました。
客観的な品質検査が出来るよう、生産現場とは独立した組織で管理・検査部署を設置し、お客様の要求事項や図面内容に沿って、日々の製品検査を実施しています。各種硬さ試験、引張試験、シャルピー衝撃試験に加え、マイクロスコープによる鮮明な組織観察・撮影や、カントバック成分分析、X線による製品表面の残留応力測定などの新しい検査方法も導入しています。これにより精度の高い製品検査が可能となり、更なる品質向上を目指せるようになりました。
当社の品質管理体制の中で最も特徴的と言えるのは、金属熱処理技能士、金属材料試験技能士の資格保有者である専門の技術スタッフを各工場に配置している事です。技術スタッフは、多様化するお客様からの熱処理要求事項などを細かくヒアリングし、蓄積された実績・経験に基づき熱処理シミュレーションなどの新しい技術も取り入れながら、確実に製品実現へと進めていきます。
熱処理は、ものづくりの中では特殊工程と位置づけされているおり、設備・機器の点検・整備は欠かせません。当社では、定期的な設備保全・機器校正を実施し、安定した品質づくりを常に追及しています。
本社・大阪 工場 | 高砂 第1工場 | 高砂 第2工場 | 加西 工場 | 九州 工場 | 全社計 | |
特級 | 13 | 9 | 12 | 5 | 2 | 41 |
1級 | 34 | 13 | 48 | 9 | 21 | 125 |
2級 | 11 | 4 | 9 | 1 | 12 | 37 |
計 | 58 | 26 | 69 | 15 | 35 | 203 |
1級6名、2級11名、計17名
品質検査について
東熱ではお客様に満足頂ける品質をご提供する為に、様々な試験機を
用いて製品の品質検査を行っています。
- 硬さ試験
- 熱処理品の品質検査として、最も用いられている試験方法。
ブリネル・ロックウェル・ショア・ビッカース試験機等、多数の試験機タイプを備えており、多種多様な製品検査に対応します。 - 引張試験、シャルピー衝撃試験
- 熱処理品の機械的性質(降伏点、引張強さ。伸び、衝撃値等)を測定する試験方法。試験片製作から対応可能です。
- 組織試験
- 金属顕微鏡、マイクロスコープにて精度の高い組織観察が可能。
専門スタッフにより正確な組織検査を行っています。 - 非破壊検査
- 熱処理品の傷、割れなどの欠陥を検出する試験方法。
お客様の要望に応じて、磁粉探傷(MT)、超音波探傷(UT)、
浸透探傷(PT)、の探傷試験を行います。 - X線応力測定
- 表面加工処理であるWPC処理(マイクロショットピーニング)の品質検査として、製品表面の圧縮残留応力を 測定し、確実な品質管理・保証を実現しています。